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「基源」
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科名:スイレン科/属名:オニバス属
和名:鬼蓮(オニバス)/生薬名:芡実(ケンジツ)/学名:Euryale ferox.
「出典」 神農本草経 中品
「別名」 芡実米、南芡実、北芡実、蘇芡実、烏頭、鶏頭、鶏頭実、鶏頭果、鶏頭苞、雁頭、刺蓮藕など。
「性味」 甘、渋/平
「帰経」 心、胃、脾、腎、肝
「成分」
多量のデンプン、カタロースを含む。100グラム中に蛋白質4.4g、脂肪2.2g、炭水化物32g、粗繊維、灰分、カルシウム、リン、フッソ、ビタミンなどを含む。
「効能」
滋養、強壮、鎮痛薬として、痛風、膝、腰の関節痛、遺精、小便失禁、下痢、帯下に用いられてきた。食用にもする
「薬理作用」
補脾止渋、益腎固精。
「応用」
1.脾虚による慢性下痢に用いる。
多くは党参、白朮、山薬、蓮子などを配合して使用する。
2.腎虚による遺精、尿失禁、白帯過多に用いる。
遺精、滑精には、沙苑子、竜骨、牡蠣、蓮子などを配合する。例:金鎖固精丸。
遺精、頻尿、白帯過多などには、金桜子を配合する。例:水陸二仙丸。
オニバスの種子、芡実(けんじつ)を約150グラム、35度ホワイトリカー1.8リットルを漬け3~6ヶ月冷暗所に保存して、芡実(けんじつ)を取り出して薬用酒にする。
「用法・用量」
煎剤には1日9~15グラム、内服。散剤、丸剤。
「産地」
中国。
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