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「基源」
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科名:シソ科/属名:カキドオシ属
和名:垣通し(カキドオシ)/生薬名:金銭草(キンセンソウ)/学名:Glechoma hederacea var.grandis.
「出典」 神農本草経 中品
「別名」 連銭草(レンセンソウ)、積雪草(セキセツソウ)、疳取草(カントリソウ)など
「性味」 甘/涼
「帰経」 肝、腎、膀胱経
「成分」
ウルソール酸、硝酸カリ、精油分のリモーネンなど。
「効能」
利尿、消炎薬として黄疸、胆道結石、腎臓結石、膀胱結石などに用い。
「薬理作用」
利水通淋、清熱化湿、除湿退黄、解毒消腫
利尿作用・結石排出作用・利痰作用。
「応用」
主として尿路系結石・胆道経結石に使用し、一定の効果がある。
1.膀胱・輸尿管の結石には、金銭草60gを煎じて茶の代わりに服用する。
2.腎結石に用いる。
3.胆道結石に用いる。四川大金銭草の効果がよいが、多剤を加える必要がある。
4.熱淋(急性尿道炎)で排尿痛・排尿困難があるときに使用する。
5.湿熱による黄疸(急性黄疸型肝炎など)に使用する。
湿熱による黄疸(急性黄疸型肝炎など)に用いる。
金銭草は清肝胆湿熱、退黄疽できる。
茵蔯、山梔子などを配合して使用する。
6.毒蛇の咬傷・化膿・炎症・打撲・捻挫などに、新鮮な金銭草をすりつぶした汁を内服し、残渣を患部に塗布する。
「注意」
結石には長期間持続服薬する必要がある。一般に1ヶ月以上を要する。また、長期間あるいは大量に服用すると、頭のふらつき・動悸などの症状があらわれるが、これは利尿によるカリウム排泄に関係すると考えられる。適当なカリウム塩を補給するほか、金桜子・欠実などの固渋薬を配合するとよい。
「用法・用量」
常用量は30~60g。単独で最高120~150gまで使用してよい。
「産地」
中国。
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