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「基源」
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科名:カマキリ科
1.大刀螂(和名:オオカマキリ)
2.小刀螂(和名:コカマキリ)
3.薄翅螳螂(和名:ウスバカマキリ)
4.巨斧螳螂(和名:ハラビロカマキリ)
5.華北螂
の卵鞘を乾燥したもの。
「出典」 神農本草経 上品
「別名」 団螵蛸(ダンヒョウショウ)、黒螵蛸(コクヒョウショウ)、長螵蛸(チョウヒョウショウ)、桑蛸(ソウショウ)、桑螵蛸 (ソウヒョウショウ)、烏洟、螳螂子、螳螂殻など。
「性味」 甘、鹹/平
「帰経」 肝、腎
「成分」
タンパク質、脂肪、カルシウム、カロチン、鉄など。
「効能」
遺精、滑精、遺尿、頻尿、インポテンツなど。
「薬理作用」
補腎助陽、固精縮尿。
「応用」
腎陽虚による遺精、滑精、遺尿、頻尿、白色帯下などの病証に用いる。
桑螵蛸は補腎固渋の作用があり、とくに遺尿、頻尿に対する常用薬である。
たとえば「産書方」でには、単味で散剤にし、おもゆで服用して、妊娠期間の頻尿、尿失禁を治療するとある。
「外台秘要」では、竜骨を配伍し、粉末にして塩湯で服用し、遺精、盗汗に使用するとある。
桑螵蛸散は桑螵蛸を主薬として、遠志、石菖蒲、竜骨などを配伍して、腎虚による遺尿、混濁尿、頻尿、遺精、滑精などを治療する。
補腎助陽の効力を利用して、インポテンツにも用いられる。
この他、鹿茸、肉蓯蓉、莵絲子などを配伍すべきである。
「注意」
1.桑螵蛸の作用は助陽固渋であるので、陰虚火旺証、熱証による頻尿には禁忌。
2.一般に炙って用いるのがよく、生(なま)で用いてはならない。生で用いると下痢をおこす。
「処方例 」
「用法・用量」
1日3~9グラム。
「産地」
中国(広西、雲南、湖北省など)。
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