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「基源」
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科名:キク科/属名:フキタンポポ属
和名:蕗蒲公英(フキタンポポ)/生薬名:款冬花(カントウカ)/学名:Tussilago farfara.
「出典」 神農本草経 中品
「別名」 款花、冬花、炙冬花、炙款冬、看灯花、九九花など
「性味」 辛、微苦/温
「帰経」 肺
「成分」
テルペノイド(ファラジオール、アルニジオール)。フラボノイド(ルチン、ヒペリン)、サポニン、タンニンなど。
「効能」
止咳袪痰、呼吸器疾患の治療や咳、喀痰(かくたん)による呼吸障害の緩和に用いる。
「薬理作用」
潤肺下気、止咳化痰。
「応用」
咳の常用薬であり、よく紫菀と併用され、治療効果が強められる。
款冬花は性が温で、寒象咳嗽にはよく使用するが、配合によって多種の咳嗽に使用することができる。
咳嗽、痰に血がまじるなどの症に対して、百合を配伍し、粉末にして丸を作る。例:百花膏。
急性の咳嗽に対して、杏仁、貝母、知母を配伍しする。例:款冬花湯。
「注意」
多用、長期間の使用はできないし、小児、妊婦は使用できない。
「処方例 」
補肺湯、射干麻黄湯、款冬花湯など。
「用法・用量」
煎剤。散剤。1日3~10グラム。
「産地」
中国(河南、甘粛、山西など)。
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